Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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クロホシイシモチ / 井田

OLYMPUS SP-350 f3.3 1/60 iso50




 テンジクダイ科の魚たちといえば、雄が卵を口の中で守りながら育てることが有名で、そのユニークな生態は、当然のようにフォトグラファー達の格好の被写体となる。かく言う僕も、産卵の瞬間やハッチアウトの瞬間を見ようと、一所懸命に観察を続けたものである。

 ちなみに、そのネタで相当稼いだのではないかと思われる生態撮影に執念を燃やす知人がいるのだが、相当な努力と時間を注ぎ込んだことであろうと、感心させられたことを覚えている。今はデジタルカメラの時代なので、あまりピンと来ない人も多いかもしれないが、銀塩カメラで魂を込めるかのようにシャッターを切っていた頃の決定的瞬間に対する価値は、現在とは比較にならないものだと思う。

 …とは言え、何事にも良し悪しはあるわけで、今の僕は、ちょっとしたコンバージョンレンズと一緒にBCDにぶら下げておけば、ミリサイズの小さな被写体から、メータークラスの大物はもちろん、もっと巨大な群れまでも撮影できてしまうコンパクト機の便利さが手放せない。縦横無尽に海の中を楽しむには、こうゆうオモチャみたいなヤツで丁度イイのだ。もちろん、一眼レフ機を海の中に持ち込みたいという気持ちも持っているのだが、それはそれで、またちょっと違った遊びになるだろう。

 今日は、そろそろじっくり気合いを入れてネタ探しでもしようかと思っていたのに、次から次へとイイ感じの群れが現れるので、撮影枚数の95%は群れの画像…。海底対中層の滞在時間の比率は2対8という感じだった(苦笑)。一眼レフ機に中望遠マクロレンズを付けていったら、こうゆうことにはならなかったと思うので、逆の意味で一眼レフ機を導入すべきなのかもしれないね…。

 …で、話はテンジクダイ科の魚たちに戻るが、こと撮影に関して言えば、僕の場合、生態派というよりは、どちらかと言うと耽美派である。…なので、テンジクダイ科の魚たちの魅力は、口内保育だけにあらず、個人的には、スケルトンボディの幼魚たちの群れの美しさこそクライマックスだと思っている。

 群れをパッと見ただけでも美しいのだが、やや下からあおるような感じで、しっかりと1匹1匹のディテールが分かるぐらいじっくり眺めて欲しい。このとき、1匹だけを見るように視野を狭めずに、群れ全体を見つつ、個々の個体へのピントはシッカリと…というのが見方のコツである。スケルトンボディゆえに周囲に溶け込みそうな姿を見ているうちに、だんだん目がおかしくなってくるように感じるのだが、そのときが一番神秘的で美しく見えているタイミングである。


テンジクダイ科 / Apogonidae
クロホシイシモチ / Apogon notatus (Houttuyn, 1782)


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2009/09/06(日) 22:13:21Fish trackback:0 comment:0 クロホシイシモチ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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