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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

カエルアンコウ / 大瀬




 エナガカエルアンコウが居ると聞いて見に行ってきた。…しかし、実のところ僕にはThe カエルアンコウにしか見えなかった…(苦笑)。

 僕がこれまでに見てきたエナガカエルアンコウたちは、どれもみんなカエルアンコウの仲間らしからぬ落ち着きの無さが印象的だったのだが、この個体ののんびりした佇まいは、それとはチョット違うものであった。そして、たまたま砂地に居るところを見たこともあるのだが、そのときも、普段はここに隠れているのだろう…という岩がすぐ近くにあった。この個体は、砂地の真っ只中にポツンと居たのだが、やはりその辺に違和感を感じる。さらに、体や鰭にエナガカエルアンコウっぽい模様はあるものの、この程度の模様ならカエルアンコウの幼魚でも見られることがあるものである。

 …で、”日本産魚類検索(中坊)”をあたると、エスカの長さが背鰭第2棘より著しく長いのが特徴とされているが、実際のところ、カエルアンコウの背鰭第2棘の正確な長さは、採集して標本でも作らないと正確には判断できないはずである。思いっきり伸ばしているときと、そうではないときでは、随分違って見えるように思うのだ。むしろ、僕がこれまでに見てきた個体たちの場合、背鰭第2棘の独特な形状の方が、エナガカエルアンコウのアイデンティティとしては印象的だったりするのだが、今回のこの個体の背鰭第2棘の形状は、”エナガカエルアンコウ”ではなく”カエルアンコウ”のそれである。

 …まあ、もっと大きくなってエナガらしい特徴が出てくるのだとしたら、それはそれで勉強させてもらったなあという感じになるのだろうけれど、少なくとも現状では、決定的な要因を示すことはできない。僕は分類学者ではなく、単なるフィールドウォッチャーなので、これぐらいしか言えないなあ(苦笑)。

 とりあえず、何の前情報も無しに、この個体を見つけたとしたら、迷わず「カエルアンコウの幼魚です」と紹介するだろう…。


カエルアンコウ科 / Antennariidae
カエルアンコウ / Antennarius striatus (Shaw et Nodder, 1794)

FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/60 iso100


Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2009/04/26(日) 21:36:32Fish trackback:0 comment:0 カエルアンコウ / 大瀬
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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