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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

イバラタツ / 井田




 ほんの数日の間に海の中の様子がガラリと変わることがある。例えば、それまで紹介していた主役・準主役級の生物たちが、ある時期に一気に姿を消してしまったりする場合だ。これはもちろん、海の中の事象における『ほんの一側面についての主観』に過ぎないのだが、海の中を紹介するガイドの立場からすると、けっこう重要なポイントだったりする。僕らはこんなとき、「海の中がリセットされた」と表現し、次の主役たちを探し新たなストーリーを模索することになるのである。

 どちらかと言うと、あまり綿密にシナリオを書くことなく、そのときの雰囲気からアドリブ的にガイドすることが多い僕でも、一般的に人気がある生き物たちの動向はシッカリと押さえておくことにしている。定番のロングラン公演を見てみたいという声は多いし、その舞台を華やかに彩るスターの存在は大きいのだ。

 この日、新たなシナリオを思い描きつつ、その主役を探すべく泳いでいるときに出会った”てつ!氏@井田DC”が教えてくれたのが、このイバラタツだった。氏のグループの人たちも近くにいたので、とりあえず…という感じでササッと数カットだけ撮影させてもらったうちの1枚が今回の画像。

 しかし、とても可愛らしい新たな主役の登場にホッとしたのも束の間、翌週には姿が見えなくなってしまった。もうちょっと考えて撮ればよかったかなあ…と思いつつも、見ることが出来ててつ!氏には感謝である。

 海の中での出会いは、やはり一期一会なのだ。(もちろん引き続き捜索はするけどね)


ヨウジウオ科 / Syngnathidae
イバラタツ / Hippocampus histrix (Kaup,1856)


Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2009/02/14(土) 23:00:00Fish trackback:0 comment:0 イバラタツ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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