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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

キンチャクダイ×キヘリキンチャクダイ / 井田



 以前はアカネキンチャクダイと呼ばれていたのだが、最近の研究でキンチャクダイとキヘリキンチャクダイの交雑種だということが分かったらしい。
 井田ではけっこうよく見かける。この種は長いこと同じエリアに定住することが多いようだ…と言うか、個体識別しやすいので、認識しやすいだけなのかもしれない…。

 IOPで、当時それまで10年間以上見られ続けていたという個体を見たことがあるのだが、実は井田にもそんな王様の様な個体が居るようだ。
 2年前にこのBLOGでアカネキンチャクダイとしてUPした個体は今年も観察できていて、いろいろあたってみると、井田DCのサイトで、5年前に撮影されたらしき画像を見ることが出来た。少なくとも5年間は確実に居ついていることになる。そして、5年前の時点でかなり立派なサイズなので、それよりだいぶ以前から居ついている可能性もある。その個体と比べると、このコはまだ若い個体なのだが、けっこう物怖じしない性格で、撮影している僕の存在などお構いなしで、カメラの前を泳ぎまわってくれた。中・大型のキンチャクダイの仲間は頭が良くてよく慣れるのでアクアリストにも愛されているようだ。でも、やっぱり自然の中で泳ぎまわっている姿がいちばんイイと思う。

 ちなみに、キンチャクダイやこの交雑種は目にすることが多いのに、キヘリキンチャクダイを目にすることは実に少ないのが不思議だ。キヘリキンチャクダイはちょっと居る場所が違っていて、キンチャクダイの血を引く交雑種は、キンチャクダイと同じように僕らが目にする場所に居るのではないだろうか…と推測をしているのだが、事実は定かではない。

キンチャクダイ×キヘリキンチャクダイ / 井田
長いこと確認され続けている風格漂う老成魚(2006年11月撮影)

キンチャクダイ科 / Pomacanthidae
キンチャクダイ / Chaetodontoplus septentrionalis (Temminck et Schlegel, 1844)
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キヘリキンチャクダイ / Chaetodontoplus melanosoma (Bleeker, 1853)


 

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2008/12/09(火) 21:28:51Fish trackback:0 comment:2 キンチャクダイ×キヘリキンチャクダイ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> てつ!さん
毎度です!

僕もキヘリを井田では未だ見たことないです。

…で、大瀬では何度か幼魚を見ています。

でも、アカネ(交雑種)の幼魚とキヘリの幼魚って、本当に定説通りで確実に見分けられるものなの?…という疑問もあったりします(苦笑)。

いずれにせよ、それらしきものを見たいということであれば、キンチャクダイの幼魚がたくさん現れる時期に、「あ、キンチャクダイね…」という感じのチラ見&スルーをせずに、確実に尾鰭チェックをしていけば確率が上がると思いますヨ。

それにしても、井田図鑑で画像を見たときは驚きました。あの個体は、僕は井田の重要なキャストだと思っているんですが、仮にてつ!さんが、そう思っていなかったとしても、シッカリ押さえているってのは流石だな…と。

P.S. 
井田ブルーの”セボシonマトウ”見ました!
やはり、知らずにでもあのシーンを撮ってしまうというのはスゴイです。
羨ましすぎます!

教えられて、やはり我慢できずに直ぐに行ってみたのですが(笑)、すでにマトウ単体になってました(哀)。
2008/12/10(水) 23:16:36 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
なるほど!
そうだったんですね!驚
確かにキヘリキンチャクは井田ではまだ観察した事がないけど、このアカネ(交雑種)は毎年のように数は決して多くないけど見れる確立は高いですよね!

2008/12/10(水) 21:53:02 | てつ! | #VY8COxxY[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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