Digital Gallery 200 / Ocynectes maschalis
Ita Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + INON UCL-165 M67
f4.5 1/125 ISO100
Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.
Digital Gallery 199 / Discotrema lineata
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + INON UCL-165 M67
f5.6 1/125 ISO100
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ハゼ科 / Gobiidae
イチモンジハゼ / Trimma grammistes (Tomiyama, 1936)
通年通して、岩陰を探すと数多く見ることが出来る小さなハゼの仲間です。イチモンジハゼは、最も温帯にフィットしたベニハゼ属の一種と言えるでしょう。ハゼ図鑑のバイブル=矢野図鑑こと"日本のハゼ 平凡社"によると、水深20m以深の岩礁域で単独で見られるとありますが、大瀬では水深6mあたりでもコンスタントに見ることが出来、群れというわけではないのですが、狭い範囲内に10個体ぐらい集まっていることも多いです。
特に珍しい魚でもなく地味な佇まいなので、注目されることが少なく、数も多いのでカンタンに見つけることが出来るため、特にガイドで紹介するまでもないという感じなのですが、高倍率マクロ撮影の被写体としては実に魅力的な魚で、個人的にはよく撮影しています。
過去にUPしたイチモンジハゼの写真 → http://aquaspace.blog1.fc2.com/index.php?q=Trimma+grammistes
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文章を書かなきゃなるまいなあ…と思ってます。写真を見てもらうためのサイトなんですけど、やっぱり、何か文章がないとイマイチ楽しめないなあと思うのです。他の人のサイトでも、その人のオリジナルな言葉で書かれた文章が書かれているところがオモシロイですし…。
でも、とくにオモシロイ文章を書けるというわけでもないし、毎度の事ながら、文章にすると、ニュアンスと言うか本意が伝わらないような気がして、逃げ腰になってしまいます(苦笑)。
今日は確定申告です。いつもながら土壇場まで、ああでもないこうでもない…とジタバタしてました。まあ、ひとつの節目になるとも言えるので、チョット心機一転を図りたいと思います。テーマは"初心に還る"ということで…。
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Digital Gallery 198 / Lophiomus setigerus
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018
f4 1/750 ISO100
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Digital Gallery 197 / Muraena pardalis
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018
f3.5 1/250 ISO100
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Digital Gallery 196 / Sepia esculenta
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018
f4 1/160 ISO100
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Digital Gallery 195 / Gymnothorax kidako
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + UN PCU-01
f4 1/200 ISO100
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イザリウオ科 / Antennariidae
ベニイザリウオ / Antennarius nummifer (Cuvier, 1817)
大好きなベニイザリウオ。この個体、とても大きいうえに、いつ見てもお腹がパンパンに膨らんでいる。豊かな食生活の日々を謳歌しているのだろうか…?
イザリウオ科 / Antennariidae
ベニイザリウオ / Antennarius nummifer (Cuvier, 1817)
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サギフエ科 / Macrorhamphosidae
サギフエ / Macrorhamphosus scolopax (Linnaeus, 1758)
冬の風物詩とも言える魚、サギフエです。逆立ち状態でいることがほとんどという、風変わりな習性を持っています。物凄い数が集まって大きな群れを作るので、底引き網漁などで大量に捕獲されることがあるのですが、魚屋さんに並んでいるところは見たことがありません。大瀬では、サギフエ玉と呼ばれる球状に100個体ぐらいが集まった群れが目撃されることがあり、その様は実にオモシロイので、サギフエがポツポツ現れ始めると、見たことがある人たちからは、サギフエ玉の話題が頻繁に出てくるようになります。僕もまた見てみたいものだと思っています。ちなみに、今までに見たことがあるサギフエ玉で最も巨大だったのは、湾内のチョット深いところで見た直径10m以上の巨大な群れでした。一瞬にして僕が居る海底が真っ暗になってビックリしたことを生々しく覚えています。
あと、今シーズンはアンコウが大当たりで、すでに5個体ほどが続けざまに登場していますが、湾内のいたるところでサギフエが目撃されていることと無関係ではないと思っています。アンコウもサギフエも通常はダイバーが行かないような深度に棲息している魚なので、そういった魚たちが現れるということは…あわよくば…と期待してしまいますね。久々にリュウグウノツカイなんかを見たいものだと思います。
写真上は湾内水深18m、写真下は湾内水深4mで撮影しました。
サギフエ科 / Macrorhamphosidae
サギフエ / Macrorhamphosus scolopax (Linnaeus, 1758)
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テンジクダイ科 / Apogonidae
クロイシモチ / Apogon niger (Doderlein, 1883)
このクロイシモチはワンカップ大関かなにかのガラス瓶を住まいにしているのですが、ダイバーが近づくと瓶の外に出てしまうという癖を持っています。普通は瓶の奥に逃げ込もうとしそうなものなのですが、ガラス瓶で中が透けて見えてしまうことや、この個体のサイズに対して瓶の大きさがやや小さめなので、隠れきれないという気配が強く、そのために瓶から出てしまうのではないかと思われます。でも、それなら、もっと隠れやすくて住み心地が良い場所もあるだろうに…とも思うわけで、コイツが何を考えているのかは謎なのでした。
さて、クロイシモチは大瀬の湾内ならもっとたくさん居てくれてもいいのに…と思うのですが、あまり多くは見かけません。…とは言え、コンスタントに見られる種であることも事実です。常在種だけど、たくさん居るタイプの魚じゃないという感じでしょうか…。あるいは、クロイシモチの生息環境としては、いまいち何かが欠けているとか…。例えば、大瀬湾内では、ヨコスジイシモチを見かけることが稀にあるのですが、三保や沼津某所の泥々ポイントなどではよく見かけることから、大瀬湾内はヨコスジイシモチにとっては、泥っぽさが不足していると考えられます。
…とは言え、これまで僕が最も多くのクロイシモチを見ているのは大瀬湾内というのも事実なわけで、もうちょっと他の海も覗いてみなければならないかな…とも思う今日この頃なのでした。
テンジクダイ科 / Apogonidae
クロイシモチ / Apogon niger (Doderlein, 1883)
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ミシマオコゼ科 / Uranoscopidae
キビレミシマ / Uranoscopus chinensis (Guichenot, 1882)
このキビレミシマやメガネウオなど、ミシマオコゼ科の仲間たちが数多く確認されているようです。なんとも言えないブサイクさ加減が、逆に関心を惹くようです。今、巷で言う「キモカワイイ」というヤツなのでしょうか?
キビレミシマは、目だけ出して全身を砂地に潜り込ませて隠れ、付近を通りかかる魚たちを狙います。水温が低く、小魚たちの動きが鈍くなっている今の季節、こういった捕食者たちにとっては、食い放題とも言える状況なのか、獲物をゲットしている姿を見かけることも多いです。
ミシマオコゼ科 / Uranoscopidae
キビレミシマ / Uranoscopus chinensis (Guichenot, 1882)
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カジカ科 / Cottidae
アサヒアナハゼ / Pseudoblennius cottoides (Richardson, 1850)
海底には海藻が繁茂し、春の気配が濃厚に漂ってきました。そろそろ、幼魚たちが現れ始める頃だなあ…と思いつつ、海藻の陰を覗いていると、可愛らしい姿を見つけることが出来ました。アサヒアナハゼの幼魚ではないかと思います。
これから水温が上がりはじめ、もっといろいろな幼魚たちを見れると思うと、楽しみでわくわくします。
カジカ科 / Cottidae
アサヒアナハゼ / Pseudoblennius cottoides (Richardson, 1850)
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マトウダイ科 / Zeidae
マトウダイ / Zeus faber(Linnaeus,1758)
かわいいかわいいマトウダイの幼魚。体の模様から見て、2月4日のナイトで僕が見つけた個体と同一個体だと思われますが、だいぶ大きく育っていました(…とは言っても、未だ500円玉サイズですが)。以前よりも背鰭が伸びていて、幼いながらもちょっと凛々しさを感じます。
以前に撮影したカット→ http://aquaspace.blog1.fc2.com/blog-entry-410.html
今回は、井上氏@"はごろも"から、情報を得て撮影できました。
マトウダイ科 / Zeidae
マトウダイ / Zeus faber(Linnaeus,1758)
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Contrust scale (graduated 16steps)
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。