
タカベ科 / Labracoglossidae
タカベ / Labracoglossa argentiventris (Peters,1866)
大瀬の現地ガイドに「今の見所は?」と尋ねたら、ほとんどの方が、このタカベの大群をお奨めするのではないでしょうか。湾内でも外海でも、100%に近い確率で見ることが出来るのですが、特にデカイ群れに当たったときの迫力は半端じゃありません。
極めて客観的に思い入れを排除して正直に言うと、神子元あたりに行けば、もっと凄い群れを見ることが出来ます。下手したら「タカベの大群ぐらいしか見ることが出来なかった…」なんて言われてしまうことも多々あります。
でも、体験ダイビング…いや海水浴レベルの気軽さで、この迫力を堪能できるのは大瀬だけだと思います。もちろんダイビングにおいても、ボートポイントにありがちな制限やリスクは皆無です。残圧・減圧・潮流・時間・水深・移動…といったリスクに絡んでくる要因を考えると、この気軽さは大きな魅力です。誰もが、本当にじっくりと見ることが出来て、本当にじっくりと撮影することが出来るというのは、こうゆう条件が揃ってこそ出来ることだと思います。それともうひとつ、大瀬をホームゲレンデとしているからには、やはり"大瀬で見る"ということに価値を感じます。
本当は銀塩を持ち込んで超広角で狙いたいところなのですが、"誰でも撮れる写真"というのが、ここのコンセプトですから、あえて、いつものコンパクトデジカメ(OLYMPUS C740 と PT018 のみ)で、もちろんワイコンも外部ストロボも無しです…(持ってませんから)。最も安上がりなやり方でも、今の大瀬湾内ならカンタンに、このぐらいは狙えますヨ(笑)。今がチャンスです!

タカベ科 / Labracoglossidae
タカベ / Labracoglossa argentiventris (Peters,1866)

タカベ科 / Labracoglossidae
タカベ / Labracoglossa argentiventris (Peters,1866)
あまりきれいな画像じゃないんで、UPするのをためらってしまうのですが、たくさんいるってことが分かってもらえるかな…と思うので。これも大瀬湾内水深9mで撮影しました。

タカベ科 / Labracoglossidae
タカベ / Labracoglossa argentiventris (Peters,1866)
スピード感も満点です!
より迫力を味わってもらうためにムービーもUPしました。例によって、デジカメで撮ったムービーなので、画質云々はイマイチです。あと、編集の仕方とか分からないので撮りっぱなしの映像ですから、少々見苦しいところがあるかもしませんがご勘弁ください。メチャクチャにファイルがでかいので、ダウンロードするのにかなり時間がかかると思います。お暇な方だけどうぞ(笑)。
下の写真をクリックすると動画ダウンロードページに入れます。
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オオメワラスボ科 / Microdesmidae
ニシキオオメワラスボ / Gunnellichthys curiosus(Dawson,1968)
(Photo=トリミング有り)
クネクネと素早く落ち着きが無い動き…実に個性的なハゼの仲間で、大瀬にも時々現れる南方種です。
オオメワラスボ科の仲間4種のうちで、これまで大瀬で確認しているのは、ダイダイオオメワラスボとニシキオオメワラスボとクロエリオオメワラスボの3種ですが、このニシキオオメワラスボを見ることがいちばん多いように感じます。この3種は似ているのですが尾鰭の黒色斑で判別は容易です。
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ニザダイ科 / Acanthuridae
モンツキハギ / Acanthurus olivaceus(Schneider, 1801)
今年は、黒潮の大蛇行があったせいか、水温がなかなか上昇してくれなかったりで、南方系の魚たちの登場が遅かったのですが、10月に入ってから水温も急上昇し、南方系の魚たちも見つけやすいサイズまで育ってきてくれたので、潜るたびに今年初確認の魚たちを見ることが出来ます。
例年、早い時期から浅瀬に数多く現れて、エントリーと同時に南国気分を味あわせてくれるのが南方系のニザダイの仲間たち。そのなかでも、このモンツキハギ幼魚の黄色い体色はひときわ鮮やかです。ちょっと前に野澤さん@Hippoから見たと言う情報をもらっていたのですが、今日、確認することができました。やっぱり、こうゆうトロピカルムード満点の魚が居てくれるとウレシイですね。
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ベラ科 / Labridae
カンムリベラ / Coris aygula (Lacepede,1801)
カンムリベラの幼魚です。よく言われることですが、いつも面白いように同じ場所に現れます。もちろん毎年、その年に流れてきた別の個体です。何か気に入る要因があるんでしょうね。そして今年もまた現れてくれました。
大瀬の場合、極端な浅場に現れるケースが多いので、見落としがちなのですが、浅場で遊んでいれば見つかる可能性は高いです。
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ハゼ科 / Gobiidae
ヒレナガネジリンボウ / Stonogobiops nematodes (Hoese et Randall,1982)
ネジリンボウ / Stonogobiops xanthorhinica (Hoese et Randall,1982)
今年のように、ネジリンボウとヒレナガネジリンボウが多い年にはよく見かける光景です。右手前がネジリンボウで、真ん中と左の2匹がヒレナガネジリンボウです。ネジリンボウは雌で卵を持っているのでしょう、お腹がパンパンですね。ヒレナガネジリンボウの小さいのと大きいのは仲が悪いです。小さい方はいつも大きい方に威嚇されてます。この2匹は雄なのでしょうか?…しかし、そうだったとしても、恋の争いというには雌の種が違うんですけど、どうなんでしょうね。
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背楯目 / NOTASPIDEA
カメノコフシエラガイ科 / Pleurobranchidae
ホウズキフシエラガイ / Berthellina citrina(Ruppell & Leuckart, 1828)
図鑑で調べてみたら、「カイメンや六方サンゴを食べる・水深10〜20mあたりに棲息」とあったのですが、何故か水深1〜5mあたりで見かけることが多いです。大瀬崎だとそうなのか、たまたま僕がそうゆうのにばかり出くわしているだけなのか。
かなり派手で鮮やかなウミウシです。動くのがすごく早かった…。
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コケギンポ科 / Chaenopsidae
コケギンポ / Neoclinus bryope (Jordan et snyder, 1902)
コケギンポの"キング"。5年間近くに渡って僕らの目を楽しませてくれたのですが、先日の台風のせいなのでしょうか、棲んでいたコンクリートの場所が大きく動いてしまっていて、そのコンクリートのいつも居る穴の中に姿を見つけることが出来ませんでした。こんなに長いこと姿を見れないことは初めてなので、居なくなってしまったのかもしれません。近くの石垣の隙間にでも引っ越してくれていればいいのですが…。
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ハタ科 / Serranidae
ナガハナダイ / Pseudanthias elongatus(Franz, 1910)
ハナダイの仲間に魅せられてしまって深場に通うダイバーは数多くいます。大きなリスクを覚悟で見に行くわけですから、それぐらい魅力的な魚たちだと言えるでしょう。僕も体調を崩す以前には、せっせと通ったものです。でも今は滅多に深場に行くことは無くなりました。このナガハナダイに会うのも、1〜2ヶ月に1回といったところでしょうか。ほんと、挨拶程度に顔を見てくるという感じです。
ナガハナダイは、大瀬崎で見られるハナダイのレギュラーメンバーとしては大柄な種類で、その色合いも一際豪華です。特に婚姻色を纏った雄はくっきりとしたツートンカラーの鮮やかな蛍光色に輝きます。写真は通常の体色ですが、これもまた色鮮やかです。
撮影そのものは比較的簡単です。個体それぞれが海底付近にお気に入りの場所を持っていて、そこではわりとノンビリしていることが多いので、そのポイントを素早く見極めれば、あとはプレッシャーをかけずにシャッターを切るだけです。水深的に撮影時間は極端に短くなるので、シャッターチャンスを逃さないことが大事です。
あと潮の具合など状況によっては、中層に上がってしまうのですが、そうゆうときは、最近の僕は素直に諦めます。撮りやすいときに撮るのが吉だと思いますヨ。
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ハゼ科 / Gobiidae
ガラスハゼ / Bryaninops yongei (Davis et Cohen, 1969)
ガラスハゼとその卵。オオガラスハゼBryaninops amplus(Larson,1985)というのもいるんですけど、外観から決定的な差異を見出すのは結構ムズカシイかも…。…と言うわけで、この写真の個体も、正直言ってどちらだか分かりません(苦笑)。このガラスハゼ属や、セボシウミタケハゼやスケロクウミタケハゼなどのウミショウブハゼ属の仲間たちというのは、パッと見た感じが似ているのが多くて、見ただけで種を判別するのが難しいです。どうすれば良いのかと言うと、とにかく、たくさんの数をシッカリと見ることから始まります。そうしていくうちに、パターンを認識できていくんですね。すごく似たヒトが2人居たとして、全然付き合いが無い場合は、どっちがどっちだか分からなくなりがちだと思うのですが、付き合いがあれば、微妙な違いを確実に認識できるようになるでしょう。それと同じです。
今の季節は、ムチヤギやムチカラマツに産み付けられた卵を見ることができるでしょう。探すのはカンタンで、比較的大き目の個体が居たら、そのホストのムチヤギやムチカラマツをよく見てやればいいんです。たいていの場合、根元付近ではなく上方に産み付けれています。そして、ポリプが開いているときなら、その部分だけはポリプが無いから、より分かりやすいですね。

ハゼ科 / Gobiidae
ガラスハゼ / Bryaninops yongei (Davis et Cohen, 1969)
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ウツボ科 / Muraenidae
ワカウツボ / Gymnothorax eurostus (Abbott, 1860)
ワカウツボの幼魚だと思うのですが…結構体色の変異が多い種類なんです。もしかしたら違うかも…。
大瀬崎の場合、幼魚を見かけることは多いのですが、成魚を見る機会は少ないかもしれません。伊豆大島やIOPでは何度か成魚を見ているのですが、環境が違うせいなのでしょうか。大瀬崎では、湾内の砂利止め岩周辺で見ることが多いです。
ウツボの場合、岩場でも砂地でもOKというタイプと、岩場が好きなタイプとがいるようです。いわゆるTheウツボは前者で、トラウツボやこのワカウツボは後者という感じでしょうか…。
幼魚は特に可愛らしいのですが、いちばんよく見られそうなのはIOPかな…。大きな岩の亀裂なんかを覗き込むと隠れていることが多いです。
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Digital Gallery 164 / Gymnothorax eurostus
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + INON UCL-165 M67
f3.2 1/125 ISO100
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スズメダイ科 / Pomacentridae
ササスズメダイ? / Chromis lepidolepis (Bleeker,1877)?
(Photo=トリミング有り)
とりあえずササスズメダイを当ててみたのですが、「?」を付けてるところからも察していただけると思いますが、自信がありません(苦笑)。以前、明らかにササスズメダイだという個体を見たことがあるのですが、そいつは図鑑の写真なんかによくあるように、もうちょっと濃度の薄い肌色っぽい体色をしていました。大瀬では、タカサゴスズメダイなどは、比較的よく登場してくれるのですが、ササスズメダイは例が少ないので、決定的な何かがないと確信が持てないんです。
ただ、下のタカサゴスズメダイの写真と比較してもらえると分かるのですが、特徴的な目の後のストライプが無いですし、鰓の形状も違う感じなので、おそらく、タカサゴスズメダイではないでしょう。
写真は、このあまり出来の良くない1枚しか撮れなかったので、判断がムズカシイところなのです(笑)。

スズメダイ科 / Pomacentridae
タカサゴスズメダイ / Chromis weberi (Fowler et Bean,1928)
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フサカサゴ科 / Scorpaenidae
ミノカサゴ / Pterois lunulata (Temminck et Schlegel,1844)
ミノカサゴは水中カメラマンたちの間では、とても人気がある魚で、よく被写体になっています。ミノカサゴの優雅で静かな動きは撮影しやすく、なおかつ、絵にしやすいというのが、その理由でしょう。
しかし、人気があるのと同時に、邪魔者でもあるのがミノカサゴです。湾内でハゼやイザリウオの幼魚など小さな魚を撮影していると、どこからともなくやってきて、被写体を逃がしてしまったり、下手すると食べてしまうこともあります。多くの場合、肉食魚たちは、ダイバーがフィンで巻き上げる海底の砂の中の小動物を狙ってやってきます。あるいは、ダイバーが居るあたりでは捕食のチャンスが多いことを知っているのではないでしょうか。自然に対してローインパクトであることがダイバーのマナーであることを考えると、気をつけなきゃならないことですね。


フサカサゴ科 / Scorpaenidae
ミノカサゴ / Pterois lunulata (Temminck et Schlegel,1844)
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Digital Gallery 163 / Spirobranchus giganteus
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + INON UCL-330 M67
f7 1/250 ISO100
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シャコの仲間
この辺の仲間は、もう完全にお手上げ状態。けっこういろんな種類が居そうな気がするのですが、調べられません〜。
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Digital Gallery 162 / Lubricogobius exiguus
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + PCU-01
f3.5 1/80 ISO100
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Digital Gallery 161 / Pterois volitans
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018
f7 1/15 ISO100
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イソギンポ科 / Blenniidae
ホシギンポ / Entomacrodus stellifer stellifer (Jordan et Snyder, 1902)
フィッシュウォッチングは、ダイビングの楽しみのひとつですが、何故か最も楽しい浅瀬でのフィッシュウォッチングを楽しんでいるのは、一部のコアな人たちだけで、多くの場合、ほとんど人気が無いようです。窒素が溜まることも無いし、エアの消費量も少ないし、いつでもエキジットできるという安心感もあるし、何よりもオモシロイ生き物達がすごくたくさん居るのに、浅瀬で遊ばないという理由が僕には分かりません。ほとんど誰もが、このいちばん楽しいエリアに入る前にフィンを脱ぎ、エキジットしていってしまいます。まあ、そうして多くの人たちがスルーしてくれるおかげで、僕らは、よりじっくりと楽しむことが出来るので、それはそれで良いんですけどね…(笑)。
ホシギンポなどカエルウオの仲間の棲息場所は、多くの場合、水深数十cmよりも浅い岩場です。波に洗われても流されないように身を潜める亀裂や窪みがある岩を探すと、かわいらしい顔を覗かせているところを見ることが出来るでしょう。
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ヤリイカ科(ジンドウイカ科) / LOLIGINIDAE
アオリイカ / Sepioteuthis lessoniana Lesson, 1830
秋の大瀬の魅力のひとつに"魚の群れ"の面白さがあります。いたるところでいろいろな魚たちが群れを作っている光景は、ダイビングで見られるシーンの中でも、もっとも華やかでエキサイティングなシーンだと言えるでしょう。
そして、魚が集まっているところには、当然、その魚たちを狙う捕食者たちも集まってきます。中でも妖しい魅力を放っているのが、このアオリイカです。周囲に溶け込むかのような静かさで獲物に近づき、一瞬の隙を突く電光石火の早業で獲物を捕らえます。
今の大瀬では、そんなシーンを数多く見ることが出来るのですが、そのドラマチックな瞬間は被写体としても実に魅力的です。
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ハゼ科 / Gobiidae
ミジンベニハゼ / Lubricogobius exiguus Tanaka, 1915
今季はとにかく数が多いミジンベニハゼなのですが、数が多いとその住まいもバラエティに富んできます。
この東野氏@はまゆうに教えてもらった個体は、茶色いガラス瓶にペアで住んでいるのですが、住み心地はどうなんでしょう?
ちなみに、このミジンベニハゼやネジリンボウといったペアで暮らしているハゼたちに共通する特徴は、メスの方が度胸があって、オスは意気地が無いことが多いということです。ペアで写真を撮ろうと思っても、どちらか片方しか出てきてくれないというケースが多いのですが、そんなとき、出てきてくれるのは、ほとんどの場合、メスの方です。オスは奥のほうで様子を窺っているか、あるいは、引きこもってしまっているという感じです。男としてガッツのあるところを見せて欲しいものです(笑)。

ハゼ科 / Gobiidae
ミジンベニハゼ / Lubricogobius exiguus Tanaka, 1915
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テナガエビ科 / Palaemonidae
ミネミズエビ / Miopontonia yongei
エビというよりは虫のようにも見えるのですが、テナガエビ科のエビです。湾内・外海・岬のいずれのポイントでも確認しています。ムチカラマツやムチヤギをチェックしていけば見ることが出来るでしょう。
エビの仲間には、居るときは居るけど居ないときは全然居ないという連中がけっこう多いのですが、このミネミズエビもそうですね。これからしばらくの間が、エビウォッチングのベストシーズンではないかと思います。
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Digital Gallery 160 / Amphiprion clarkii
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + PCU-01
f4 1/10 ISO100
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ハゼ科 / Gobiidae
ヒレナガネジリンボウ / Stonogobiops nematodes (Hoese et Randall,1982)
テッポウエビ科 / Alpheidae
コトブキテッポウエビ / Alpheus randalli
ヒレナガネジリンボウとコトブキテッポウエビ、この組み合わせが、今年はホント多いです。もしかして、前からそうだったのかな? ただ単に、これまでずっと、僕が気づいていなかっただけとか?…(苦笑)
今回のは、前回UPした個体の3倍ぐらいの大きさの成魚&成蝦です。小さい個体よりも、大きなコイツの方が、はるかに神経質です。
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ヘビギンポ科 / Tripterygiidae
ヘビギンポ属未記載種 / Enneapterygius sp.
通称"赤ヘビ"こと"ヘビギンポ属未記載種"の幼魚(体長2cm弱)。個人的には「大瀬湾内初記録」です。
さすがにコイツは数が多いので、コケギンポのように「見たヤツは全部写真を撮ろう!」という気にはならないのですが、印象に残ったものは記録に残すようにしています。
…などと言いつつ、この個体を見たときは"ヘビギンポ(The ヘビギンポ)"だと思っていたのでした。かなり真剣に追いかけているのに、情け無いです(苦笑)。なぜ、そんな見間違いをしたのかと言うと、まずとても小さな個体で、チラリと見ただけではディテールを確認できなかったということ。そして、見た場所が"大瀬湾内"だったということです。僕のこれまでの観察の経験から、「赤ヘビは基本的に潮当たりが良い開けた海域に面した浅瀬の岩場に棲息している」という固定観念が出来上がってしまっていたのです。赤ヘビが数多く生息する大瀬外海では、稀に水深10m以深でも見られることがあるということを確認していたのですが、これは例外的なケースで、距離的にも近いから、そうゆうこともあるのだろう…という認識でした。そして、湾内のような巾着湾は、かなり環境が違うので居ないのだろうと決めてかかっていたのですが、こうして湾の奥にも居る事が分かると、また探し方を広げていかねばならないことになります。でも、湾内の場合、赤ヘビが好みそうな岩の裏側などに居られると、お手上げ状態なのが頭が痛いところです。
しかし、「例外はあり得る」ということを念頭に置いた上でウォッチングしていかなければならないだろう…と再認識出来ましたし、そうなると、すでに確認されている3種以外の種を見られる可能性も無くはないだろう…というわけで、ちょっと真剣に探してみよう…と、思いを新たにしたのでした。
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ハゼ科 / Gobiidae
ヒレナガネジリンボウ / Stonogobiops nematodes (Hoese et Randall,1982)
テッポウエビ科 / Alpheidae
コトブキテッポウエビ / Alpheus randalli
個人的には、今シーズンの大瀬は、かなりオモシロイと思います。…と言うか、僕の場合、毎年いつでもオモシロいんですけどね(笑)。
1DIVEでクマドリイザリウオやニシキフウライウオが10個体以上見られたりする年もありますし、普段チョット見られないような魚が連荘で登場してくれる年もあります。それはそれでオモシロイんですけど、今年のように探し甲斐がある年というのも、実に深い味わいがあるというものです。探しても何も見つからないと、チョットへこんでしまいますけど、今年の大瀬は、確実に期待に応えてくれますから。
ここ数週間、やけに目につくのが、コトブキテッポウエビです。僕ら世代だとランドールズピストルシュリンプの方が通りがいいかもしれません。体長1cm未満の小さな個体が多く、なおかつ、海中では特徴的な紅白模様の赤い部分が黒っぽくくすんでしまうので、ちょっと見つけづらいのですが、それがまた見つける喜びをかき立てるというものです。
この美しいエビを見つけてしまうと、その場所に固まってしまうのは、僕だけではないはずです。エビとハゼの位置が良いポジションに来るタイミングを計るのは、ちょっとしたゲームです。カメラマンの間でよく言われていることに「シャッターチャンスは、シャッターを切る直前に過ぎてしまうか、シャッターを切った直後に来る」…というのがあります。このエビとハゼのタイミングを計るゲームは、まさにそれです。
ん…、今回のタイトルはコトブキテッポウエビにした方が良かったかな?
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Digital Gallery 159
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018
f6.3 1/60 ISO100
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イザリウオ科 / Antennariidae
ベニイザリウオ / Antennarius nummifer (Cuvier, 1817)
もう何度も紹介しているので、書くコメントも特に無いのですが、今、大瀬でいちばんコンスタントに見ることができるのが、このベニイザリウオです。カイメンが広範囲にベッタリと張り付いたような岩を、丁寧にチェックしていけば、たいてい見ることができるのですが、そうして見ることが出来る個体は、これらの写真のように淡い色の個体が多いようです。やはり周囲の環境の色に合わせているのでしょうか…。
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ヘビギンポ科 / Tripterygiidae
ヘビギンポ / Enneapterygius ethostoma (Jordan et Snyder, 1902)
ヘビギンポの産卵行動というのは、見ていると時が経つのを忘れるぐらい面白いです。水深が浅いから、時が経つのを忘れても、あんまりモンダイ無いですしね。
上の写真は見ての通り、いわゆる3Pです(笑)。魚類の多くの種において、一夫多妻はごく当たり前のことなのですが、ヘビギンポの場合は、その観察し易さと、行動の分かりやすさから、人間模様(魚模様)が、あからさまに見えてくるというのが面白いところです。
今回の場合、最初はこの岩に、大きな個体のペアと小さな個体のペアの2組のペアが居たんです。ところが、小さな個体のペアの方の小さな雌は、すぐ近くに居た写真の大きな雄に惹かれてしまったようで、大きなペアの方に仲間入りしてしまいました。…で、写真のように、絵に描いたような「川の字」状態に至ったというわけです。ふられた小さな雄は、時おりすごいスピードで飛び込んできて、産み付けられた卵に放精して去っていくというスニーカー行動に出ることになるのですが、大きな雄から何度か手痛い攻撃を受け、離れた場所に逃げてしまいました。
その後、この3個体は、せっせと繁殖行動に勤しむわけですが、この小さな雌が積極的と言うか何と言うか、自ら雄の方に擦り寄っていくのが、へぇ〜…という感じでした。雄は大きな雌の方を好きみたいだったんですけどね。


ヘビギンポ科 / Tripterygiidae
ヘビギンポ / Enneapterygius ethostoma (Jordan et Snyder, 1902)
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ハゼ科 / Gobiidae
イトヒキハゼ / Cryptocentrus filifer (Valenciennes, 1837)
泥っぽい基質の海底で、テッポウエビの巣穴に共生している姿を見ることができます。
さて、イトヒキハゼですが、最近チョット物議を提供してくれていて、どうなるのか気になるところです。この写真の個体も、"日本の海水魚(山と渓谷社)"あたりまでの資料を調べると、ヒメイトヒキハゼ / Cryptocentrus sp.1になるのですが、最新の"日本のハゼ(平凡社)"では、ヒメイトヒキハゼは、イトヒキハゼの幼魚であったということになっています。この辺のところは諸説あるようなのですが、ここでは"日本のハゼ"の方に準拠しておきます。
このところ、様々な共生ハゼの幼魚を見ることが出来るのですが、イトヒキハゼの幼魚は、気が弱い個体が多いらしく、なかなか上手いこと撮影できてません。
例えばネジリンボウなどは、逃がしてしまわない程度の距離感を保ちつつも、意識的に軽くプレッシャーをかけてやると、威嚇するかのように鰭を全開にしてくれることが多いんです。ようするに、中途半端にリラックスさせてしまうと、上手くいかないんですね。ところが、イトヒキハゼの幼魚は、少し寄るとすぐに鰭を畳んでしまうんです。もちろん、個体差もあるのでしょうけれど、僕が撮った幼魚は皆、そんな感じです。成魚は、けっこう気前良く鰭を広げてくれるんですけど、幼魚はシャイな個体が多いのでしょうか…。かなりのワーキングディスタンスをキープしていても、鰭を広げてくれませんでした。…で、それ以上寄ると、巣穴に逃げ込んでしまいます。何個体か試してみたのですが、皆そんな感じでした。
本当は鰭全開のカットをビシッと撮ってUPしたかったんですけど、今回はこれで勘弁してもらうことにしました。能天気な幼魚に出遭いたいものです(笑)。
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Digital Gallery 158
Osezaki Izu Peninsula
OLYMPUS C740 & PT018 + PCU-01
f8 1/200 ISO100
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ヨウジウオ科 / Syngnathidae
ハナタツ / Hippocampus sindonis Jordan et Snyder, 1901
ここ数ヶ月間、大瀬で外海に行くと言えば"柵下"に行くことを意味すると言えるぐらい"柵下"にダイバーが集中しています。理由は簡単で、確実に見ることが出来るネタがあるからです。おそらくは、3月のアヤトリカクレエビの登場あたりから続いている傾向ではないでしょうか…。その後も、イバラタツ・ハナタツ・クマノミの産卵・クダゴンベ・タカベの大群…などなど、絶えずネタを提供してくれるポイントでした。そう言えばマンボウの遭遇率も高かったですね。もともと外海では最も魚影が濃いポイントなので、面白くなる可能性は高く、潮の流れの強さなどリスキーな要素を考えたとしても、見返りは大きいと言えるのが"柵下"です。人気は現在も継続中で、このように常にダイバーが入っていると、当然の事ながら、見る目の数が増えるわけですから、また新たなネタが見つかるという好循環になっているとも言えるでしょう。
でも、やはり、そろそろ他の場所でもネタが欲しいところでして、3連休最終日は"門下〜玉崎"のチェックに行ってきました。まだ海藻が残っていますが、一時期ほどではなく、だいぶ生き物を探しやすくなっていました。何か居そうな気配も漂っているような(気がします)。水深20m以浅のウォッチングの楽しさは、このエリアならではのものです。"柵下"よりも雰囲気が明るくて穏やかなんです。何よりも混んでいないのがイイですね。このときは、わりとザッと様子を見るという感じの潜り方だったんですが、かなり楽しむことが出来ました。
写真のハナタツは、このときに松岡DMが見つけた個体で、まだ体長3cmほどの若魚です。こうして、探せば面白いネタが見つかるだろう…と分かったことが、まず大きな収穫ですね。他にも、いろいろ見たのですが、また後ほど紹介していこうと思います。
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オトヒメエビ / Stenopus hispidus
ウツボ / Gymnothorax kidako (Temminck et Schlegel, 1847)
ウツボを見ていると、先に紹介したノコギリヨウジや、このオトヒメエビがクリーニングしているところを観察することが出来ます。ウツボに食べらてしまわないかと心配になるのですが、オトヒメエビは全然平気でウツボの体の上を歩き回ってます。このシステムは何時から始まったものなのでしょう?自然とは不思議なものです。ちなみに、クリーニングするエビは白く長い触角を持っていることが多いような気がします。それも魚たちに対するサインなのでしょうか…。
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ウツボ科 / Muraenidae
ウツボ / Gymnothorax kidako (Temminck et Schlegel, 1847)
ウツボ、いわゆる"The ウツボ"です。大瀬崎では浅場から深場まで、砂地でも岩場でも、何処でも見られる最もポピュラーな大物です。
紀伊半島沿岸では普通に食べられていると聞いたことがあるのですが、ホントでしょうか?以前、テレビ番組で紹介されていたような気がします。美味しいのかな?…ウナギやアナゴのような感じなんでしょうか?
僕は食べるよりも見ているほうがイイです。

ウツボ科 / Muraenidae
ウツボ / Gymnothorax kidako (Temminck et Schlegel, 1847)
ウツボ科 / Muraenidae
ウツボ / Gymnothorax kidako (Temminck et Schlegel, 1847)
(右奥はトラウツボ / Muraena pardalis)
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ヨウジウオ科 / Syngnathidae
ノコギリヨウジ / Doryrhamphus (Doryrhamphus) japonicus Araga et Yoshino, 1975
岩の隙間を覗き込むと、かなりの高確率で見ることが出来る大瀬で最もポピュラーな遊泳性のヨウジウオの仲間。図鑑を見たら「尾鰭の黄色斑は通常3個」とありましたが、この個体は2個しかないですね。
お腹に卵を産みつけられているので写真の個体は雄。ハッチアウトなんて見れたらいいなあ…と思いながら、チェックするのを完璧に忘れてました(苦笑)。
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ハゼ科 / Gobiidae
ミジンベニハゼ / Lubricogobius exiguus Tanaka, 1915
今日もミジンベニハゼがいっぱい。写真(上)のペアの住いはスノーケルでした(笑)。
写真(下)は、最近いちばん多く見かける定番のフジツボ住まい。チョット狭そう…。

ハゼ科 / Gobiidae
ミジンベニハゼ / Lubricogobius exiguus Tanaka, 1915
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